None Ta Ma

本と映画と音楽と、散歩しながら思い浮かんだことをつらつらと。

風邪

風邪は本当に厄介な病だと思う。 まず鼻水。両方の鼻の穴から洪水のようにあふれ出てくる。 ひき始めの頃などは粘性もあまり帯びておらず、「ちょっと待って」と声をかける間もなくトンネルの外へとめどなく流れ出てしまうものだから始末が悪い。 ティッシュ…

えくそとろぴー。

なんとなく、手元にある本を「いいな」って思ったときに、写真を撮ってついったーに投稿してきたのだけれど、「まとめて」話をしたいときにはちょっと据わりが悪かった。 僕が読む本を選ぶとき、「今読んでいる本」にフックされて芋づる式に辿っていくことが…

『世界』を捉える白地図を、

手に入れていく感覚があって。 先週、今週と読書会があって、テーマとされていた本が自分にとってはそんな感覚で。『イスラーム文化』と、『ユリイカ』です。 Amazon.co.jp| イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫)| 井筒 俊彦| 本www.amazon.co.jp A…

『舟を編む』

「ことばの意味を知りたいとは、誰かの考えや気持ちを、正確に知りたいということです。それは人と繋がりたいという、願望ではないでしょうか。」 映画『舟を編む』を見ました。 「ことば」を拾い集めること、その範囲を、意味を、意図を、込められた想いを…

一枚壁の向こうに

ある世界な気がしてしまう、人の口からきくお話。 事業環境。 世の中の大きなニュースが、経済に与えたインパクトが、大きなうねりとなって見える指標の折れ線グラフ。 きっと現場でしごとをしているたくさんの人が、陰に陽に肌感覚で感じてきたであろう、そ…

「そんなの、辛いだけなんじゃないの?」

向き合うのが3日越しになってしまいましたけれど、会社で上司と3時間にも及んだ面談。 さっき会社の携帯電話を確認したら、「連休中は出社しなくていいから、残り4日は面談で話したコト、よく考えて見て」とメールが来ていた。 なんだかかさぶたを剥がす感覚…

数と量と質感と。触れる心の、

その接地面が増えすぎたからか、なんだかしっちゃかめっちゃか。 頭ン中だけの内省じゃあ追いつかなくなってきたことを想うと、 やっぱり書くコト=考えるコトという部分に戻ってこざるを得ないなぁと思う。 ◆お仕事、との向き合い方 このところとみに、自分…

ある種、開き直れば

思考することを文字におこす作業も、そんなに煩雑なことでもなくなるんじゃないかな。 Amazon.co.jp: 連続性の哲学 (岩波文庫): パース, 伊藤 邦武: 本 先週末の読書会のテーマ本、チャールズ・サンダース・パースの講演集より。 前回はプラグマティズムの…

【本】 ものが思考する、世界へ。 『コンテキストの時代』

この週末は久々に連休を頂けているので大分ゆっくりできている気がします。 積読していた本を抱え込んで馴染みのサンマルクへ。 1.プッシュからプルへ。能動をフックする行動予測の世界。 <a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%8…

連日、書き連ねてて

お仕事で連日外出。 話をじっくりとっくり聴いて、その場で打ち込んだ文字の雨あられを、夜中に会社でカタカタと直していると、静かに時計の針がくるくると回りきっていて。 四夜連続でキーボックスを金庫にしまいながら、ふぅと息をついたらそれが白くて。 …

夜更けのプッシュ、明け方の種拾い。

先週末、お仕事から帰ってゆったりと本を読んでいた深夜23時過ぎ。 「いまなにしてんの?」「本読んでるよ」「呑みに行こう」 そして初対面のご友人を引き合わされる、という予想だにせぬ展開。 もうぜったい寝るだけで一日が閉じていくのだと思っていました…

「メディア」というフックで、

自分の関心をまとめられないかな、と最近考えています。 今度の読書会のテーマ本の一つがマクルーハンということもあり、 「情報を伝える媒体そのもの」というところに関心が向いてる。 Amazon.co.jp: マクルーハン理論―電子メディアの可能性 (平凡社ライブ…

吹く風に劈かれて

耳が裂けるかと思った。 先日のOBライブで久しい面々と話したからかな、またなんだか不思議な心もち。 一回魂飛び出ていたのを地面に引き戻されて、ワンバウンドしちゃった様な。 「やりたいこと」は「求めてること」だったりするんだろな、と、ふと。 ぴゅ…

「世界」というレイヤー

「存在する場所」という意味合いではなくて、「日本」と対置される意味合いでの、「世界」。 本日は会社の研修で、「日本をビジネスモデル輸出国家に」というテーマの講演を聴きました。 結論から言えば、ものすごく面白かった。 それは多分に私自身の関心の…

「あなたはこんな人だよ」と

告げられることに関心が向くのは、自分を理解したいと望むからなのだろうか。 会社でStrength Finderという「つよみ発見プログラム」の様なものを受けて、 その結果が出力されてきた。 1.最上志向 2.収拾心 3.適応性 4.学習欲 5.内省 が、私のトッ…

それを神と呼んだ。

火の鳥 未来編を読んだ。 Amazon.co.jp: 火の鳥 (2) (角川文庫): 手塚 治虫: 本www.amazon.co.jp 「途方も無い絶望」と後輩が語って薦めてくれた本なのだけれど、 二つ前のエントリ「命が終わる場所」で思い返していた事柄につきあたった。 命が終わる場所 …

話す、こと。そしてとまり木プロジェクト。

大学時代の後輩に、近況を聴きながらあれこれと紙に書いていたら、 「氷山モデル」なる、ひととの関わりについての図示を思いついた。 二つの氷山を並べて描いて、上部に水面線を引く。 水面から出ているところが、「他人に見せてもいいな」と手放しに想える…

命が終わる場所

そんな話を投げかけられて、にわかに意識が浮揚する。 死生観に苦しんでいた10歳の頃の自分が、 何をあんなに恐れていたのかということを言語化しようとしてみて、 それでも今も変わらず「循環参照」みたいな袋小路になる。 「自分の死」を想うとき、二つの…

フックされるルーツを、

思い返しながら、思い出した記憶を置いていこうと思い立つ。 タイムラインで「ソースネクスト」の説明会ぼっちの話を眺めてたら、 ふと思い出した。 「算数伝説 ドラゴンクリスタルを探せ」というPCゲームだ。 1997年発売、とのことだから、これ私が8歳くら…

既定路線に対する、

懐疑を以て、さぁ挑まん。 Amazon.co.jp: 脱学校の社会 (現代社会科学叢書): イヴァン・イリッチ, 東 洋, 小澤 周三: 本www.amazon.co.jp 3月8日に行われた読書会のテーマ本。『脱学校の社会』。 「教育研究会」と銘打って選書がなされて数冊目、 ラテンア…

新人を迎える時分だし、

手もとの本をいじってて、並べておこうと思い立つ。 3年間、お仕事をしてみて、役に立ったなぁ、という本をぽこぽこと並べ立ててみようと思います。 きっとまた、切り口を変えつつ選ぶ数を変えつつ同じ本を何度も書くことになるんだろうなぁ、とも、思いつつ…

陽光とあたたかさの手触りが、

なんだかもわもわと手に顔に触れてじんわりと汗を呼ぶ。 昨日は会社の偉い人が「席が近くだったのが運の尽きだったと思って頼みをきいてくれ!」と投げかけてきた会議の代打にうってでるコトとなりました。 もうすぐ期末。聴けば代役を頼まれた二つの会議が…

勇み足で、

自分の皮膚感覚に触れてみる。内面からみる自分の身体感覚の自己点検。 今日は『メディアはマッサージである』を読んでおりました。 Amazon.co.jp: メディアはマッサージである: 影響の目録 (河出文庫): マーシャル マクルーハン, クエンティン フィオーレ,…

就職活動って、

なんだか浮き足立つような響きがあるなぁと、思います。 私が就職活動を行っていた頃は2011年、震災のあった年。 世の中どうなってしまうのだろう、と現実感の無い現実で揺れていたのを思い出します。 今の会社に入ってもうすぐまる3年が経とうとしているわ…

散歩とポッドキャスト

ここ最近、Podcastを聴きながら散歩をするのが好きです。 好きな音楽をかけながら、というのもいいのだけれど、音楽を聴くために散歩に出よう、というよりも、誰かの話声を聴きながら歩こう、という方が気分が乗る気がするのです。 聞こえてくるお話に耳を傾…